Q&A

最近夜に必ずトイレに起きるのですが、異常なのでしょうか?

 ある程度の年齢になると、特に夜のトイレが近くなるという方は多くいらっしゃいます。
 この加齢による変化は、抗利尿ホルモンの夜間における分泌の低下などに起因すると考えられており、それ自体は「異常」ではありません。
 ただ、他に頻尿の原因があったり(前立腺や膀胱の疾患が隠れている)、頻尿の症状で生活に支障を来たしている場合は治療対象となります。

排尿ががまんできずに少し漏れてしまいます。年齢のせいでしょうか?

 男性も女性も年齢と共に尿意を過敏に感じるようになり、正常ならば脳から抑制がかかってがまんできるはずのおしっこが、膀胱が自律的に収縮してしまって漏れてしまう、過活動膀胱という病態によることが多くあります。
 男性には前立腺があるため、前立腺に対する投薬も必要になることがあります。
 いずれにしても、飲み薬で改善することも多くありますので、お悩みでしたら受診をお勧めします。

膀胱炎は一度かかったら繰り返すと聞くのですが…

 膀胱炎が女性に多い原因は、尿道(膀胱から尿の出口まで)が男性よりも短いために、会陰部から菌が逆行して膀胱に侵入しやすいためと考えられています。きちんとした治療を行えば菌は必ず消滅しますので理論上は完治するはずです。繰り返される方は、おしっこを我慢することが多い、あまり水分をとる習慣がない、など生活パターンを変えるように助言させていただいております。

子供のおちんちんの皮がかぶっているのが気になりますが、放置しておいていいのですか?

 男の子を育てておられるお母さん方からよく聞かれる質問です。子供の包茎をどうするかについてはいろいろ議論があり、統一した見解はございません。手術をしなくても、成長に伴い男性ホルモンの分泌が亢進し、次第に翻転してくることも多くあります。
 炎症を繰り返すなどがなければ風呂上がりに軟膏を塗布して少しずつ皮をむく練習をし、経過を見る方法もOKでしょう。

PSA(前立腺特異抗原)という採血の結果が高値でした。どうしたら良いですか?

 PSAは前立腺がんを検出するのに非常に有用な腫瘍マーカーです。しかしPSAが高いからといって、必ずしも前立腺がんがあるわけではありません。前立腺肥大症前立腺炎などでも値は上がります。
 PSA高値を言われたら、必ず泌尿器科を受診してください。
 PSAの値、年齢、前立腺の大きさなどを考慮して、前立腺生検を行う必要があるかどうかを判断します。当クリニックでは日帰りで前立腺生検を行っております。

前立腺がんで手術を勧められました。他に治療法は無いのですか?

 前立腺がんの治療は非常に多岐にわたります。手術療法(ロボット、腹腔鏡、開腹)、放射線療法(外照射、小線源)、ホルモン治療(注射、去勢術)単独あるいは組み合わせる方法が主な治療方法です。レーザー手術や温熱療法は、他と比べて根治性に問題があり、適応とされる症例は限られてくると思います。
 簡潔に言えば、適切に治療されれば手術と放射線療法は同程度の高い長期根治性があるとされています。合併症として、手術は勃起障害と尿失禁、放射線は直腸出血などが問題になります。
 他に転移があれば手術や放射線ではなく、ホルモン治療になります。
 ホルモン治療単独でも、他に転移が無ければ、5年生存率は80%以上あるとされます。
 当クリニックでは全ての治療方法を詳細に説明させていただき、手術なら手術、放射線なら放射線を得意とする病院を御紹介させていただくことが可能ですし、ホルモン治療は当院で行っております。セカンドオピニオンで来院される場合、時間をかけて診療いたしますので、事前に電話予約をお願いいたします。

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